都市部のトンネル工事では、トンネル内への漏水を防ぐことができるシールド工法の採用により地下水位の低下を防ぐことができると考えています。
山岳部のトンネル工事においても、地質や地下水の状況に応じて、防水シートや薬液注入などの適切な工法を採用することにより、断層周辺の破砕帯など一部を除き、影響は小さいと考えています。
また、施工にあたっては井戸、河川などにおいて水位、流量などの測定を実施していきますが、万が一、減水などの兆候が認められ、水利用への影響の恐れがある場合には、水利用者の方々の生活に支障をきたさぬよう応急対策を実施し、因果関係を確認のうえ、必要な場合には、恒久対策を実施していきます。